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発進のコツ

実は事故も多い?発進のコツ

実は事故も多い?発進のコツ

発進時は事故が起こりやすいので要注意!

発進で大切なことは、安全確認を怠らないこと。
そして、スムーズにクラッチをつなぐことです。

発進はバイク操作の中でも事故を起こしやすく、後続車からの追突、交差点での事故などが多く発生しています。
これらの事故は、発進時に安全確認が十分に行っていないことが原因です。
バックミラーだけで後方を確認するのは危険です。
必ず顔を後ろに向けて、自分の目で安全を確認しましょう。

また、半クラのコツがつかめずに、発進時にエンストを起こしてしまう人も多いですね。

そこで今回は、白バイ隊員が実際に行っている、発進テクニックをご紹介します。

必ず自分の目で後方確認しよう!

まず、安全確認です。
クラッチは切り、アクセルはやや多めに開けて発進するのに必要なエンジン回転数を確保して発進の準備を行います。
そしてリヤブレーキを踏んだ状態で、右側から肩越しに振り返って後方確認を行います。

白バイ隊員は後方確認をするときに、単に首を後ろに回すだけでなく、上半身全体を後ろにひねって振り返って確認しています。
このほうが視野が広く保ててるため、安全性が高まるからです。
左肩を前方に出し、右肩を後方に引くようにして体をひねると、簡単に振り返ることができます。

半クラのテクニックをきちんと身につけよう

次に、クラッチをつなぎます。
このときにスロットルを開くのと、クラッチをつなぐのをスムーズに連携させることが大切です。

発進するための駆動力を得るには、ある程度エンジンの回転数を上げておく必要があります。
発進時にエンストしてしまう人は、スロットルを開くのを怖がってエンジン回転数が低いケースが多いのです。
エンストを起こしやすい人は、周りに人がいない安全な場所でバイクを止め、実際にアクセルを回してみて、自分のバイクのエンジンがどの程度回転するのかを試してみましょう。

話を操作法の説明に戻します。
リヤブレーキで後輪の回転数を抑えながら、ある程度エンジンを掛けたら、リアブレーキを解除して半クラで発進します。
それと同時にスロットルを開けてスピードを上げ、ギアもローから2速へと上げていきます。

このときにクラッチのつなぎ方が雑だとエンストしたりスピードが上がらなかったりします。
エンジンに負荷を掛けないよう、スムーズにクラッチを引き絞るのがポイントです。

クラッチは指2本で操作するのが一般的です。
2本の指で半クラが使える位置まで、ていねいにクラッチをつないでいきましょう。
4本にぎりでガッチリとグリップするのに比べて、繊細な操作が可能となります。

発進は、慣れるとスムーズに行えるようになります。
しかし、いくら慣れても後方確認など安全確認は念入りに行ってください。
発進時は必ず安全確認をすることを、体にしっかりと覚えさせましょう。