春に初めてバイクに乗るときの注意

寒い冬が終わり暖かい春になると、ようやく本格的なツーリングを再開できる時期が始まります。
ライダーにとって最高の季節ですが、冬場ずっとバイクを動かしていなかった場合は、いきなり走り出す前にバイクの各部をしっかり点検しましょう。
エンジンをずっとかけていないと調子が悪くなるので、冬場でも定期的にエンジンはかけておきたいところですが、それだけでなくエンジンオイルの交換なども必要であればしておきましょう。

春でも朝晩はまだ冷えることがあるので、バイクに乗る服装にも注意が必要です。
インナー、ミドル、アウターの3層を基本に服装を選ぶとよいでしょう。
インナーを2重にしておけば寒さ対策になりますし、暑くなったらアウターを脱ぐと対処できます。

夏場のライディングの注意点

夏場にバイクに乗る場合、紫外線対策が欠かせません。
暑いのでどうしても薄着になりがちですが、半袖など肌を露出する服装は避けましょう。
強い日差しに長時間肌を晒していると、健康的に良くないからです。
手首や首など、露出する部分は日焼け止めクリームをしっかり塗って紫外線に備えるとよいでしょう。

また、安全の観点からも半袖は避け、なるべく長袖のジャケットを着ることをおすすめします。
もちろんグローブも必須です。

秋から冬にかけての走り方

秋も春と同じくツーリングには最適な季節ですが、時期や場所によってはかなり気温が下がることもあるので、しっかり準備してから出かけるようにしましょう。
予備のアウターやレインウェアなどを携帯することをおすすめします。
一方、初秋の場合まだ夏の暑さが続いていることがあるので、紫外線対策は必須です。
実は紫外線対策は季節にかかわらずやっておいた方がよいので、暑い日だけでなく外出する際は常に日焼け止めクリームを使うことをおすすめします。

秋の終わりから冬にかけては、場所によってはかなり冷え込むこともあるでしょう。
もちろん南の方など冬場でも比較的温暖な地域はありますが、それでも寒さ対策はしっかりしておくことが大切です。
ただし、日が照ってくると汗ばむほどになることもあるので、温度調節できる服装を用意しておきましょう。

バイクの場合、車と違って体がむき出しなので風対策が必須です。
服の襟や袖から冬の風が入ってくると体温が一気に低下してしまいますから、風の入り込む隙間がないようなウェアを選んでください。

また、冬場で注意したいのが路面の凍結です。
雪の降らない地域でも、気温が低いときには路面が凍結することもあります。
アイスバーンになっているところを気づかずに通過すると、滑って転倒する危険があるので十分注意してください。
橋の上のような路面が凍結しやすいところを走る際は特に気をつけましょう。