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バイク保険の等級制度とは

バイク保険の等級制度とは

ノンフリート等級制度とは?

バイク保険には、ノンフリート等級制度が採用されています。
所有している車両が10台以上の場合にはフリート契約となりますが、9台以下の一般市民の場合にはフリートとは反対の意味を持つノンフリートという等級制度が適用されます。

ノンフリート等級制度は1等級から20等級まで区分されていて、それぞれ同じ補償内容でも保険料が異なります。
無事故だと等級が上がり保険料も安くなる仕組みになっていますが、事故をすると等級が下がって保険料が高くなってしまいます。

等級の下がる事故vs下がらない事故

ノンフリート等級制度では、事故を起こすと無条件に等級が下がるというわけではありません。
中には、等級が下がらないノーカウント事故もあります。
また等級が下がってしまう場合でも、事故の内容によって1等級だけ下がるケースもあれば3等級下がるケースもあります。

まずノーカウント事故は、自動車保険に付帯されているファミリーバイク特約を使ったり、弁護士費用保障特約を使った場合などに適用されます。
また、自分に過失が0%の場合にもノーカウント事故となります。

1等級だけ下がる事故は、主に自分の危険な走行が原因で起きたわけではない事故に適用されます。
例えばバイクを盗難されたとか、台風などの天災が原因の時にバイクが故障したりダメージを負った場合、保険を使って修理しても等級が下がるのは1等級だけです。

それに対して、自分の過失によって起こった事故では等級は一気に3等級下がってしまいます。
等級を下げないためには、保険を使わずに全額自己負担で修理するという選択肢しかありません。

等級と保険料の関係

バイク保険を新規契約すると、一律で6等級からのスタートとなります。
2台以上のバイクを契約する場合には、保険会社によっては7等級からのスタートとなることもあります。
少しでも新規契約の保険料を安く抑えたい人は、複数台の契約でも6等級からスタートできる保険会社を見つけるのが良いでしょう。

ノンフリート等級は1年間無事故でいると1等級あがり、最終的には最高レベルの20等級まで上がることができます。
保険料も毎年少しずつ安くなるため、ずっと無事故でいる人は保険料を大きく節約できる仕組みです。

バイクを買い替える際には、別の保険会社で契約しても自身が持っているノンフリート等級を引き継ぐことができます。
ただし共済保険を利用する場合には、引き継げないこともあります。
乗り換え先を見つける際には、引き継げるかどうかという点を検討することも大切です。

ただしバイクを買い替えたことによって排気量が異なるバイクになった場合、引き継げないことが多いです。
その場合には、新規契約と同じ6等級からのスタートとなります。