バッテリーの種類は何を選ぶ?
バイク用のバッテリーには、いくつかの種類があります。
どのタイプもバイクのバッテリーとして使用できますが、どんな液体が使われているのかという点やどんな風に電気を蓄電するのかという点などが異なります。
古い車種のバイクだと、開放式バッテリーを搭載しているものがありますが、現在ではほとんど市販されていません。
メンテナンスフリーと呼ばれるバイクバッテリーは、電解液を追加補充する必要がないというメリットがあります。
密閉式と呼ばれることが多く、現在ではバイクバッテリーとして主流になっています。
中にどんな電解液が入っているかによって、リチウムイオンバッテリーとかゲルバッテリーなどと呼ばれますが、どれも密閉式という共通点があります。
バイクのバッテリーの寿命は、一般的に2年程度と言われています。
車検を目安に交換したほうが良いというのは、そのためです。
バッテリーを充電しながら2年以上使うことは可能です。
しかしバッテリーは基本的には消耗品なので、古くなると充電してもすぐに放電してしまい充電効率が悪くなっていきます。
安全性と安定性のためには、2年に一度の交換頻度がおすすめです。
交換方法は?DIYでできる?
バッテリー交換は、方法を覚えたらDIYでも作業できるメンテナンスです。
バッテリー交換で重要なポイントは、電子を外す順番と、装着する順番です。
電子を外す際には、マイナスからプラスの順番、そして装着の際にはプラスからマイナスという順番を守らなければいけません。
もし順番を間違えてしまうと、大量の電流がマイナス側に流れ込み、火花が飛び、怪我や事故につながるリスクがあります。
ガソリンに引火すれば火事や大爆発の危険もあるので、注意しなければいけません。
どうしてプラスとマイナスの電子の順番がそれほど大切かというと、バイクはマイナス電子がボディーアースの役割りを果たしているからです。
外す際にはマイナスを最初に外さなければいけませんが、うっかりプラスから外してしまうと、金属パーツが工具に触れ、電流がプラス側からマイナス側に向かって一気に流れ込んでしまいます。
その結果、ショートしてしまうのです。
交換方法ですが、まずはエンジンを切ったうえでバッテリーのカバーを外しましょう。
黒くて四角い物体がバッテリーなので、どこに搭載されているかを見つけることはそれほど難しくありません。
バッテリーのマイナス電子を外す際には、ドライバーが必要となります。
金属電子に触れないように気を付けながらターミナルを外し、同じ要領でプラスの電子も外します。
絶縁グローブなどを装着する必要はありませんが、ターミナルが電子に触れると火花が散ることがあるので、何回か練習して要領を覚えると良いでしょう。