エンジンがかからない原因を知っておこう
さてバイクを走らせようとしたら、エンジンがかからない――。
ライダーにとって頭の痛いのが、エンジンがかからないトラブルです。
エンジンがかからない理由はさまざまですが、起こりやすい原因と対処法を知っておくと、あわてずに対応できます。
うっかりミスかも!?
まず、うっかりミスではないかを確認しましょう。
いったんエンジンキーをオフにして、もう一度掛け押してみます。
また、キルスイッチがある場合は、スイッチがオンになっていないかも念のために確認してください。
そして燃料が十分に足りているか、燃料コックがオフになっていないかも確かめてみましょう。
バッテリー切れ
上記のことがらを試してみて、ケアレスミスでないことがわかったら、次はバッテリー切れを疑いましょう。
毎日バイクに乗らないと、バッテリーが上がっていることがあります。
また、何か月も放置していたバイクは、バッテリーだけでなくガソリンが古くなっているなど何らかのトラブルを起こしているのかもしれません。
プラグがかぶっている
キャブレターを使っているバイクでは、プラグのかぶりが原因であることも考えられます。
点火プラグは湿気やすく、ここが湿ると火花が飛ばないのでエンジンがかからなくなります。
プラグを外して乾かすか、応急処置してライターなどの火で炙って乾かしましょう。
また、プラグをつけたままでチョークとガスコックをオフにした状態でペダルをキックするかセルを長めに回して空気を送って、プラグ乾かす方法もありますが、この方法を続けて行うと、却ってプラグを湿らせてしまうことがあるので、少し間を置いて様子をみながら行ってください。
プラグから火花がでない場合は、プラグの寿命が付きていることもあります。
プラグはダメになりやすい部品なので定期的にチェックし、このような場合にそなえて予備を用意しておきましょう。
エンジンの故障
これらのことを試してみても、まだエンジンがかからない場合は、エンジン本体に何らかのトラブルが起きている可能性があります。
エンジントラブルの場合は、何度もセルスイッチをいれるなど、無理にエンジンをかけようとすると、さらにダメージを与えてしまいます。
エンジンがかからない場合は落ち着いて、考えられる原因を一つずつ試していくことが大切ですが、いろいろ試してみても原因がわからない場合は、無理にエンジンを動すのはやめましょう。
そしてバイク修理専門店に相談することをおすすめします。
エンジンがかからないというトラブルは意外と多く、ちょっとしたことでかかることもあれば、いくらがんばってもかからないケースもあります。
特に困るのが、ツーリングや旅先でのエンジントラブルです。
しかしどんな場合でも焦りは禁物です。
落ち着いて対処し、どうしようもない場合は、バイク修理専門店に相談しましょう。