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「バイク免許」は、大きく4種に分類できる

「バイク免許」は、大きく4種に分類できる

バイクの運転免許の区分は排気量別に4種

公道でバイクを運転するためには、自動車と同様に運転免許が必要になります。ですが、自動車の免許とは異なり、バイクの免許は排気量によって区分が分かれているため、運転に必要となる免許をそれぞれ覚えておきましょう。

ちなみに排気量ごとにAT限定とMTの免許がありますが、AT限定は文字通りAT限定車に乗ることができる免許です。基本的にはMT免許を取得する人が多いですが、AT限定の方が取得時間や必要な金額が安くなります。乗りたいバイクがAT限定なら、後から限定解除してMT免許にすることも可能なので、とりあえずAT限定免許を取得してもいいでしょう。

◇原付免許

排気量が50CC以下のバイクに乗ることができる免許です。高校生が通学用のバイクに乗るために取得することも多く、学科試験と技能講習のみで取得できる手軽さも人気です。ちなみに50CC以下のバイクは、自動車免許でも乗ることが可能なので、こちらの免許を持っている人であれば新たに試験を受ける必要はありません。

原付免許の取得方法は、運転免許センターにて、学科試験と原付講習(3時間)に合格する必要があります。1日と掛からずに終了するうえ、試験と免許の交付に必要な費用も8,000円程度なので、そこまで負担も掛からないでしょう。

◇小型限定普通二輪免許・AT限定小型限定普通二輪免許

排気量が125CC以下のバイクに乗ることができる免許です。免許の区分としては、小型でも大型でも無い中途半端な位置づけとなっているためか、バイク好きにとっては人気のない影の薄い免許となっています。

学科試験は原付免許と同じですが、技能教習には試験官が立ち会う卒業検定をクリアする必要があります。教習所によって期間や費用は異なりますが、6日程度の教習期間と、5万円程度の費用が必要になると考えておきましょう。

◇普通二輪免許・AT限定普通二輪免許

排気量が400CC以下のバイクに乗ることができる免許です。400CC以下の中型バイクには、ホンダのCBシリーズやカワサキのニンジャなどの人気車種が多く、この免許の取得を目指す人も少なくありません。試験は小型限定免許と似通っていますが、少しだけ難易度が上がっています。ちなみに小柄な人だと車体が大きい大型バイクを扱えないケースも多く、仕方なしに普通二輪免許を取得する人も居ます。

小型限定免許と同じく、免許の取得には学科試験と教習の受講が必須ですが、上記よりも難易度は向上しているため、8日程度の教習期間と12万円程度の費用が掛かります。ちなみに、教習所に通う以外にも、合宿という形で普通二輪免許を取得することも可能です。こちらは教習所に通って免許を取得するよりも期間が短く、費用も割安というケースが多くなっています。ただし、合宿場によっては二輪免許のプランが無い場合もあるため、事前に確認しておくのが賢明です。

◇大型二輪免許・AT限定大型二輪免許

すべてのバイクに乗ることができる免許です。ハーレーダビッドソンやドゥカティのような海外製のバイクには、1000CCを超えるような大型バイクが多いため、それらに乗りたいがためにこの免許の取得を目指す熟練ライダーも居るほどです。また、普通二輪免許までは16歳から取得することが出来ますが、大型二輪免許に限っては18歳から取得が可能となります。

必要となる教習期間は15日で、費用も15万円程度と、二輪免許の中では最も取得に手間と費用がかかります。ですが、すでに普通二輪免許を所持している場合は、教習期間や費用が半分程度に抑えられることもあります。また、大型二輪免許も合宿という形で取得することができるため、必要に応じて合宿施設を利用するのもいいでしょう。

区分を間違えると無免許運転になります

ちなみに、バイクも自動車も運転免許が必要となるのは、あくまで公道での運転となるため、私道を走行する際には運転免許は必要ありません。しかし、一般道で自身の持っている免許の区分よりも排気量の高いバイクの乗っていた場合、無免許運転と同様の扱いを受けてしまいます。とくに、新しいバイクを買い替えたりする際は、購入するバイクの排気量をよく確認するようにしましょう。